松阪市平成町(松阪中部平成台)は、松阪市街の西部に位置する岡本町、藤ノ木町、丹生寺町にまたがる丘陵に、総面積約38万平米、935世帯約3800人のビッグコミュニティを実現する当時市内最大の住宅団地「サンシャインヒル松阪中部平成台」として計画され、21世紀を見据えた街づくりをコンセプトに造成、分譲された住宅団地です。
造成にあたり、昭和62年(1987)から約2年にわたり発掘調査が行われました。古墳26基、遺跡2か所の大規模な調査を実施したところ、縄文・弥生時代の住居跡や未確認であった古墳群が発見され、また、常光坊谷4号墳から形象埴輪10体が出土するなど、歴史的価値のある土地として注目されました。
各分譲区画は210平米以上を確保し、平成3年(1991)5月17日より17社68戸の第1期分譲が始まりました。
住宅地における車と歩行者との共存を図り、団地内は高い安全性を確保するため意図的なカーブの配置や緑道、歩道が整備されています。
また、活動的かつ健康的な環境、充実した都市機能、あらゆる面からの快適性、松阪の歴史や自然との調和のコンセプトから、六つの公園、桜や銀杏などの豊富な植栽、堀坂山を背景とする景観などの街並みとなっています。
現在は約800世帯が暮らしており、団地内施設設備管理は中部平成台団地管理組合法人が担い、平成町自治会では清掃活動、防災訓練、夏祭りなどの企画・運営のほか、行政や警察などと連携するなど、住みやすい街であるために多岐にわたる活動をしています。
Google Map
校区
・小学校:松阪市立松尾小学校(約1.6km)
・中学校:松阪市立西中学校(約3.2km)
公共交通機関
・三重交通バス 松阪駅前より松尾小学校口下車徒歩20分(約1.7km)